僕は前職のタワーレコード在職時に羊毛とおはなに関わり、以来、たくさんのライブを観、たくさんの時間を共に過ごしてきました。そんな中で千葉さんとのエピソードとして、僕の心に残ってるのが『羊毛とおはなラジオ』の事。千葉さんの夢だったレギュラーを羊毛さんの地元・静岡で持てる事になり、僕もディレクターとして参加し、1年半放送しました。
千葉さんは根が真面目で完璧主義。それ故、収録初期は彼女の良さである、明るく自由奔放な部分が出にくく、良い意味でのユルさが欠けていました。
ところがある時期を境に、良いユルさが出てきてからはトークもライブMCも抜群に良くなり、彼女本来の姿が見れる様になりました。それはこの番組で学んだ〈話す事の楽しさ〉を実感出来ていったからなんだと思っています。
体調の問題もあり一年半で番組を終える事になりましたが、今も僕の手元にある音源の中ではケタケタ笑い、伸びやかに歌う彼女の姿があります。何を思ったか一度だけ「演奏に参加して!」と言われ、番組中の生演奏で”Choo Choo, Ch’ boogie”に合いの手を入れた事も良い思い出。番組に登場するキャラ〈クマオ〉の名を僕に付けたのも千葉さんだったり。そんなこんなで僕にとって『羊毛とおはなラジオ』は忘れる事の出来ない千葉さんとの大事な思い出のひとつなのです。
平間写真館TOKYO
運営SV 北川"クマオ"達也