出演アーティスト
コトリンゴ
<コメント>
おはなちゃんに初めて会って、何度もご一緒してきた池上本門寺でのSlow Live。
去年の夏、出番前のステージ袖で、心の中でおはなちゃんに話しかけていました。
Slow Liveにはいつも羊毛とおはながいたから、その日もきっと見ている気がしたのです。
”よし、頑張ろう”としゃんとする時も、”どうしよう”って不安になったりした時も、ふと何かのきっかけでおはなちゃんを思い出して「おはなちゃーん」。
去年はいろんな場所でそうやってライブ前におはなちゃんに話しかけてました。
あまりに話しかけすぎで「はいはい、またりんごちゃんかね~だいじょうぶだいじょうぶ~」って呆れた声が聞こえてきそうです。
デビューからたくさんのイベントでご一緒出来て、同い年でもあったけれど、きゃっきゃとはしゃぐ間柄というよりも、どうだった?ってアドバイスを聞きに行ったり密かに頼りにしちゃうお姉さんのような存在で、いつもくよくよしている私の方が励まされてばかりでした。
2012年に一緒に回ったチャペルツアーでは、完璧主義なおはなちゃんの仕事に対する真剣な姿勢と、優しさやお茶目さにも沢山触れることができて、それまでよりもっと好きになっていました。
おばあちゃんになっても会う度に、「りんごちゃ~ん、ひさしぶりやねえ、元気やった~?」って言ってもらえる気がしてたのだけどなあ。
おはなちゃんが地球から旅立って、一年が経ってしまいました。
もう前と同じようには会えないことを思い出してしまう時は、どうしようもなく寂しくなります。
でもおはなちゃんは私たちに、とても暖かくて美しい音楽の分身を残してくれていて、ふと思い出した時、歌声を聴きたくなった時、街角で羊はなが流れた時には、おはなちゃんが遊びに来ていたり、みんなのことを想って、歌ってくれているのかもしれません。
きっとおはなちゃんのことを想えばいつでも、いる場所は違っても、一緒に音楽できていることを信じて。
おはなちゃんと出会えたことは、私の人生のたからもののひとつです。
<コトリンゴ kotringo>プロフィール
5歳からピアノ、7歳から作曲をはじめる。神戸・甲陽音楽院 を卒業後、ボストン・ バークリー音楽院に留学し、ジャズ作曲科、パフォーマンス科を専攻。学位を取得後にはニューヨークを拠点に演奏活動を開始。2006年に坂本龍一に見い出され、シングル『こんにちは またあした』で日本デビューを飾る。以降、現在までに9枚のアルバムを発表。ソロ作品のほか、「新しい靴を買わなくちゃ」「くまのがっこう」「幸腹グラフィティ」など映画、アニメなどのサウンド・トラックや多数のCM音楽を手がけるなど、クリエイターからの支持も高い。
近年はKIRINJIに加入し、バンド活動も行う。最新オリジナルアルバムはドラマ「明日、ママがいない」の主題歌「誰か 私を」を収録の「birdcore!」。卓越したピアノ演奏と柔らかな歌声で浮遊感に満ちたポップ・ワールドを描きだす女性シンガー・ソングライターとして各方面から注目を浴びている。
http://kotringo.net
————————————————————————————————————-
出演アーティスト
Kate(DadaD)
<コメント>
ライブで涙を流すことはめったにない私でもなぜか羊毛とおはなのライブでは号泣してしまいます。
なぜだろう?
おはなちゃんの類い稀な声はもちろん、羊毛くんの奏でる繊細なギターと合わさって、なんだか音楽が愛であると感じてしまうからでしょうか。
おはなちゃんと出会ってすぐ意気投合して、周りに似ているといわれたこともあったけど、彼女は私よりずーっと繊細で、周りを気遣う優しい女性。あの歌声は技術だけじゃ絶対に出せない。心がね。心が、そして笑顔がとっても美しいから。
いつか食事に行った時も沢山の夢を語り合いました。天国でもきっと夢の続きを花開かせていることでしょう。
いつかまた一緒に歌おうね。
これ私達の大切な夢の一つだよ。
I miss you, my friend…
<Kate(DadaD)>プロフィール
男女POPユニットDadaDのヴォーカル。
2011年「Go Around」でメジャーデビュー。
ヨーロッパをルーツとする台湾と日本のハーフ。英・中・日3カ国語を操る。
DadaDの活動のみならず、多数のTVCMへ歌唱提供も行う。
http://dadadrock.com
————————————————————————————————————-
出演アーティスト
Ann Sally
<コメント>
音楽ではずっと近いところにいながらも、おはなちゃんと初対面できたのはつい2013年のこと。これからきっと何か面白いことをご一緒できるんだろうなと思っていた矢先でした。
私は仕事がら病気や生き死にに関わることも多いのですが、人の命について悟るという境地に達するのは全く容易なことではありません。
だから最後の手紙の、つらさを乗り越えてワクワクさえしている、というメッセージは胸にとてもずっしりと響き、そこにおはなちゃんの本当の優しさや深い愛情を感じ取りました。
これからも、あのうた声とともにおはなちゃんはいつもそばにいてくれる。
私も羊毛とおはなの日をみなさんといっしょに楽しみたいと思います。
<アン・サリー Ann Sally>プロフィール
幼少時からピアノを習い音楽に親しむ。10代の頃より様々なジャンルの音楽を垣根なく愛聴し、歌で表現する面白さにのめり込む。2001年「Voyage」でアルバムデビュー。2003年には「Day Dream」「Moon Dance」で日本語の曲を含むカヴァー曲をオリジナルに昇華した歌唱によりロングセラーとなる。2002年から3年間ニューオリンズに医学研究のため暮らし、現地の音楽家とプライベート録音した音源を、帰国後アルバム「Brand-New Orleans」として発表し話題に。帰国後も2007年に「こころうた」を、2008年には書き下ろしマキシCD「時間旅行」を発表。2009年には第60回紅白歌合戦に出演しテーマソングを歌唱。2010年末には7枚目のアルバム「fo:rest」(フォレスト)を発表。2012年には映画「おおかみ子どもの雨と雪」の主題歌「おかあさんの唄」が話題になった。2013年11月には初の著書『森の診療所』を発表すると同時に、他アーティストとの共演を集約したコンピレーション『森の診療所…featuring Ann Sally』をリリース。穏やかな暮しから紡がれる、時代やジャンルの枠を超えた音楽性と、柔らかく深みある唯一無二の歌唱は幅広い層に支持されている。
http://www.annsally.org
————————————————————————————————————-
出演アーティスト
南波志帆
<コメント>
おはなさんがいなくなったという実感がいまだにないのは、おはなさんが残してくれた温かさにいまもふわりと包まれているから。何度もおはなさんへ、書きかけのメールを送ろうとしてしまいます。
羊毛とおはなの日、南波志帆も参加させていただくことになりました。やさしいお人柄やひだまりのような笑顔が大好きだったのはもちろん、私にとって尊敬しているボーカリストでもあったおはなさん。そんなおはなさんに憧れて、衝撃を受けたあの日が鮮明に思い出されます。そして、「おまもりのうた」に導かれて、支えられて、いまの私があります。
感謝の気持ちと愛を込めて歌います。
おはなさん、天国からそっと見守っていてくださいね。
<南波志帆 Shiho Nanba>プロフィール
1993年6月14日、福岡県出身。 2008年、ゆるふわかつ、透明感のある歌声を武器にデビュー。 歌手活動の傍ら、特徴的な声や独自の世界観を活かし、テレビ番組MCやラジオDJ、ナレーションやCM音楽歌唱にも挑戦し、 現在放送中のNHK-FM「ミュージックライン」(月曜~木曜21:10~22:45)ではDJを務める。
また、タワーレコード内に自身のオリジナルレーベル「sparkjoy records」を立ち上げ、レーベルヘッドとしても今後は活動を行うなど、近年活躍の場は多方面へと広がりを見せている。
http://www.horipro.co.jp/nannbashiho/